生誕300年記念 若冲展 2016年5月17日 by

過ごしやすい気持ち良い陽気の5月。

梅雨入り前に沢山外出を楽しみたいと思います!


さて、今回は大混雑、大盛況の若冲展のご紹介です。

ご存知の方も多いと思いますが、「奇想」で知られる江戸中期の街絵師

伊藤若冲(1916~1800)の生誕300年を記念する大回顧展が

上野にある東京都美術館にて5月24日まで開催されております。


とにかくものすごい人気で前にも一度いったら210分待ち・・・・

そしてリベンジで月曜朝早めに行き、160分待ちにてついに行ってきました!


若冲展

若冲展4

若冲展5

若冲展2

ものすごいことになっています。人人人!

この日はチケット売り場が約40分、その後210分の列に並ぶという信じられない事態。

ちなみにチケットはセブンイレブンでも購入できます!が!

会場外でのチケット購入が19日までになったそうです!

そして明日18日はシルバーデーで65歳以上の方は無料。

ものすごい行列になりますね!!!!!


人生でここまでの行列は初めてでしたが、

そこまで並んでも見る価値のある、とっても素晴らしい大回顧展でした!!!!

特に見どころは10年という歳月をかけ創りあげた「動植綵絵」と「釈迦三尊像」

まぼろしの33幅を一挙公開!


その当時は人生50年の時代。

40歳で弟に家督を譲り、そこから画業に打ち込んだということは

残りの人生10年を全て捧げる覚悟で創り上げた作品ということになります。

ちなみにこちらは京都の相国寺へ寄進されたそうですが、

「寄進するかわりに私と両親を永代供養してほしい」とう願いのもとだったそう。

84歳という当時では非常に珍しい長い生涯、並々ならぬ強い情熱を持って絵画を描き続けた

からこそ、常識など飛び越えてしまうのですね。



超一流の匠の技、超絶技巧とその緻密さに圧倒されます!

日本絵画について全くわからないわたしでさえ、鳥肌が立つほど様々なことを

感じました。とても素晴らしい!!

美しい色彩の作品以外にも、水墨画や木版画なども驚くべき技法を

駆使した素晴らしい作品です。

丹念に動植物を書き込む徹底した几帳面な独自の作風で

本物以上に描きながらも単なる写生で終わらない、強い探求心と

ユーモア精神が混じり合った深みのある作品だと感じます。


とにかくこの貴重な機会に行列覚悟で是非いかれてみてください!

水分補給、日焼け対策は必須ですよ!



「生誕300年記念 若冲展」

東京都台東区上野公園8-36 東京都美術館

9:30~17:30(金曜は20時まで)

5月24日(火)まで

一般1,600円、大学生1,100円、高校生600円、65歳以上800円(当日)


混雑状況などHPに載っておりますので、是非チェックを!



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